FS事業(事業化可能性の調査)

複合的技術未開拓分野プロジェクト 事例

AI、IoT技術活用を得意としソリューションを提供するSIer企業の
「未開拓分野へ 複合的なAI・IoT技術の活用」をプロジェクトとして支援し、F/Sを行うことで、
変化を続ける産業構造に適応できる新たな導入モデル化を促進し、
導入ノウハウを蓄積・共有することを目的に生産性向上に取り組む中小企業を対象に実施しました。

サービス業/医療・福祉

実施概要

支援先中小企業のニーズ・課題

産婦人科に務められている、助産師、看護師は、日々、様々な業務に従事されています。
病棟では、入院となった妊婦さんの検温や点滴の管理のほか、清潔ケアなど身の回りのケアなどです。
日々の妊婦さんとお腹の赤ちゃんの健康管理の中で、胎児の元気度を測る指標として「胎動カウント」の計測があります。
胎動カウントは、胎児が10回動くのに何分かかるかを妊婦さんが測定します。10回動くのにかかる時間は20〜30分以内が通常ですが、30分以上かかる場合は、注意が必要となります。
胎動は胎児が元気であることをお母さんに伝えてくれる大事なシグナルです。助産師や看護師が、胎動カウントの10回の胎動が終わるまで付き添う場合も少なくありません。
また、胎動は、妊婦さんの感じ方の個人差があるため、定量的に示す方法がありません。
業務時間の圧迫と、定量的なデータが保存できない課題をかかえています。
胎児からの微かなシグナルを見落とさないかを常に意識し、日々の業務に当たられています。

課題の解決方法

簡単に妊婦お腹の中の赤ちゃんの状況をリアルタイムで把握できる装置の開発を進め、院内での活用をご提案します。
胎動などの情報を、データ化してスマホやタブレットなどで情報共有が可能となります。
助産師、看護師の不要な拘束時間を無くし、より正確な情報を元に、入院されている妊婦さんへのケアが実現できます。
胎動の強弱など、個人差に関わる部分が多いですが、この装置を使うことで定量的なデータを得られます。蓄積されたデータを元に、各妊婦さんへのケアの方法を立案できます。
胎動検知を自動化する事で、助産師さん、看護師さんの業務の省力化はもちろん、入院されている妊婦さんやそのご家族へ、これまでは得られなかった体験を提供します。

FS実施内容

現在の胎児の様子(変化などを簡単着衣のままで測定でき、付けたまま日常生活が送れるなど)を測定したい。
測定結果を遠隔でも確認ができ、将来データ分析による異常の予知や警告などを行いたい。
(前提条件)
・妊婦さんが日常生活に支障をきたさずに測定ができるもの機器とする
・インターネット回線を使用して遠隔の人でも測定結果を確認できるソフトにする
(開発要件)
以下のものを開発、製作する。
1.胎児の変化(移動、位置など)をリアルタイムに測定できる測定器
2.測定した結果を、遠隔にいる人でもリアルタイムで認識できるようにする3. 測定したデータを分析できるように、サーバー上等のデータベースに保存するようにする
(具体的な開発要件)
1測定バンドの開発
1.1腹に巻くことが必要なので長さ等が調整できるものとする
1.2測定開始、データの送信開始、測定結果の表示などを行う機能があるものとする
1.2.1マイコンボード
1.2.2センサ(変化量測定用)
2測定結果確認アプリの開発
2.1PC,スマホなど様々なデバイスに対応するためwebアプリとする
2.1.1測定結果を踏まえどの部分がどの程度変化したのかがわかるようにする
2.2測定データをサーバー上のデータベースに保存する

得られた知見・成果ならびに事業化への課題

デバイスを開発し、入院中の妊婦さんへ使用感をヒアリングする予定であった。 コロナ禍の影響もあり、妊婦さんへの接触は差し控えることとなった。

ナカノレディスクリニックで業務を行う、医師、助産師、看護師に、デバイスの概要を説明し、アンケートを実施した。 プロトタイプを見ていただいた上で、概要を説明し、ご理解頂けるデバイスであることが確認できた。

本デバイスを活用することで、半数以上が業務改善されるイメージが確認できた。

海外への展開について、可能性があるというご意見をいただけた。

得られた知見として、実務を行うスタッフから業務改善の可能性を
成果ならびに事業化への課題

FS実施後の状況、今後の展望

プロトタイプ開発を継続し、デバイスのブラッシュアップを進めます。
リソースが少ない中での開発となるため、重要と考えられるセンシング部の要素構成等を開発します。
まずはデータを蓄積し、閲覧がしやすい環境を作り、その上でセンシングの精度を上げるようにブラッシュアップを進めます。
その後、蓄積されたデータを機械学習にかけ分析を進めます。

SIerとしてFS実施後の事業展開

今回のFS事業の中で得たノウハウを活用し、支援して頂ける産婦人科を増やすようアクションを続けます。
次の工程として、実際の妊婦さんのデータを取得する必要があります。
そのために、大手医療機関との共同開発へ進めたいと考えております。
大手医療機関とつながりをもつために、大学やヘルスケア関連の大手企業との連携を持ち、プロダクトの完成度を高めます。

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