FS事業(事業化可能性の調査)

令和元年度補正 ものづくり・商業・サービス補助金
【ビジネスモデル構築型】

中小企業のスマート化による生産性向上
F/S支援事業 成果について

中小企業の生産性向上を実現するには、SIerが導入サポートの中心的役割を担い、IoT、カイゼン、AI等の技術を活用して現場毎にカスタマイズしてスマート化に取り組むことが解決策の一つとして考えられます。

また中小企業の経営革新(生産性向上)を継続的に支えるためにはイノベーション・エコシステムの構築が不可欠です。本事業ではユーザー側(中小企業)とサービス提供側(SIer)とのイノベーション・エコシステムを構築することを目的に実施しました。

本事業の取り組みの中で、特に重点分野の一つとして考えていた製造現場のスマート化推進には、三品産業(食品、化粧品、医薬品)をはじめとする業界において 「ロボット未活用領域への導入支援(A)」を通じて導入ノウハウの蓄積・共有することに加え、そのロボット導入支援におけるF/Sを有償で実施することで、ビジネス慣行を変革させるきっかけ作りを行いました。

また、AI・IoT技術を活用したサービスは拡大していますが、AI・IoT技術を複合的に活用したソリューションが実際に導入された事例は少ないため、「サービス業を中心とした未導入分野へのF/Sを通じた導入支援(B)」を通じて、導入事例・ノウハウを蓄積してSIerを育成する取り組みを行いました。

実施スキーム図

中小企業の経営革新(生産性向上)を継続的に支えるにはイノベーション・エコシステムの構築が重要です。
そこでF/Sを通じて、中小企業(ユーザー側)のスマート化に向けた取り組み事例を増やすことと同時に、SIer(サービス提供側)の育成を行いました。

プロジェクト事例紹介

●目的

ロボット未活用領域への導入支援、
及び実機等を活用した有償での
ロボットF/Sのビジネス慣行の醸成を目指して。

既にロボットSIerとして活動している企業への「ロボット未活用領域へのチャレンジ」をプロジェクトとして支援し、導入ノウハウを蓄積・共有するとともに、実機等を活用した有償でのロボットF/Sのビジネス慣行の醸成を図る目的で実施されました。

※事業推進にあたっては、ロボット導入促進拠点である IATC(アイエーティーシー)を中心に行いました。
※支援対象企業:生産性向上に取り組む中小企業

●目的

複合的なAI・IoT技術の活用に まだ取り組めていない未開拓分野へF/Sを行い、新しいビジネスモデルを創出する。

AI、IoT技術活用を得意としソリューションを提供するSIer企業の「未開拓分野へ 複合的なAI・IoT技術の活用」をプロジェクトとして支援し、F/Sを行うことで、変化を続ける産業構造に適応できる新たな導入モデル化を促進し、導入ノウハウを蓄積・共有する。

※事業推進にあたっては、AI・IoT技術活用ビジネスの支援拠点である TEQS(テックス)を中心に行いました。
※支援対象企業:生産性向上に取り組む中小企業

モデル事例紹介

製造業/ケーブルワイヤー【ケーブル整列巻取工程におけるロボット導入実証検証】

巻取装置でケーブルを整列に巻くには機械任せにできないため、装置1台につき1人が携わっている。その作業を自動化できるか検証ロボットシステムを構築し、有効性を判断する。

製造業/機械加工【機械加工の自動生産システムの構築】

本補助事業では、近年の、特に中小企業の機械加工現場における、熟練オペレーターの高齢化、生産人口減少等による人手不足、自動化やスマート化に関する知識と人材不足といった課題解決のため、切削加工機の自動化をターゲットとしたシステムインテグレーション構築に取組んだ。
具体的には、工作機械への素材自動供給システムの構築を実施した。

製造業/プラスチック成型【自動搬送機の汎用化】

ロボット、カメラ、フレキシブルフィーダを組み合わせ、パーツフィーダを交換することなく、多品種に対応出来る汎用システムを目指す。

製造業/自動誘導ロボット【ユーザビリティの高い 誰でも運用可能な 「自動誘導ロボット」の開発と運用】

誰でも走行経路を教示できるメモリトレース機能を備えたユーザビリティの高い自動誘導ロボットを開発することで、ユーザ企業は、今まで先頭を歩いていた人を置き換えることが可能となり、完全自動な移動ソリューションを提案すること可能になる。

コンサルタント業/土木・建設【街頭調査における AI カメラ・IoT センサ活用による新たな効率的調査手法の開発】

電源確保が容易でない場所かつ、短期間のスポット調査のため、電源引き込み工事などを行わない状況を基本的な対象とする。今回は、人手による交通量調査へ、AI カメラや各種 IoT センサを用いた調査手法及び機器セットを構築した。これらの新しい手法の有用性や定性的なメリットの整理、普及を含めた課題抽出について F/S を行った。

ものづくりDXソリューションについて

製造現場の課題を「ものづくりDXソリューション」の力で解決します。

現場労働力の不足、SIer・FA・ロボットエンジニアの不足、要素技術の高度化、IoT Industry4.0への対応など、製造現場にはさまざまな課題が山積しています。ひとつひとつが絡み合って複合的な課題となっていることが多く、どれかひとつを解決するといったことが難しいのが現状です。
そうしたものづくり現場の課題を「DXソリューション」の力で解決します。

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