複合的技術未開拓分野プロジェクト 事例

AI、IoT技術活用を得意としソリューションを提供するSIer企業の
「未開拓分野へ 複合的なAI・IoT技術の活用」をプロジェクトとして支援し、F/Sを行うことで、
変化を続ける産業構造に適応できる新たな導入モデル化を促進し、
導入ノウハウを蓄積・共有することを目的に生産性向上に取り組む中小企業を対象に実施しました。

コンサルタント業/省エネ商品

実施概要

支援先中小企業のニーズ・課題

上記実施場所において旧式照明の水銀灯を長寿命・省エネルギーの新型LED灯に交換する作業を行う。作業にあたり事前ヒアリングで以下の課題が提示されていた。

  • 1)現場監督の指示が高所作業者は聞き取りにくい。正しく指示が伝わらない。
  • 2)本部と現場作業のミスコミュニケーションが多い。
    •見習い作業者への基本作業ポイントの教育と伝達が困難(定形項目)
    •熟練作業者への申し送りが不完全でやり直しや問い合わせが発生(非定形項目)
  • 3)事後報告はA4一枚の作業報告書のみで業務内容(進捗、問題)が把握できない。
  • 4)見習い作業者が作業中に手順が判らなくなる。うっかり事故に繋がりかねない。

課題の解決方法

  • 1)Bluetooth(無線)を用いて近距離の音声通話を行う
  • 2)位置情報をトリガーに音声ファイル形式を再生し作業指示を事前に伝える
  • 3)現場の会話をリモート・リアルタイムで把握する
  • 4)音声で作業手順や連絡事項を現場作業の朝礼点検時に伝える

FS実施内容

システム概要:スマートフォンとBluetooth無線で接続された軽量で耳を塞がず作業の邪魔にならないタイプのネックスピーカーを作業者は装着して作業にあたる。スマートフォンには専用アプリがインストールされており、本部および現場監督はスマートフォン経由でコンテンツを作業者に配信することで下記を実現した。

  • 1)Bluetooth Class2(10m範囲)でスマートフォンとネックスピーカーをつなぎ地上から高所(4-10m)に無線で指示を行う
  • 2)スマートフォンGPS位置情報をトリガーにして紐づいた作業指示音声を再生する
  • 3)上記1)の会話内容をテキスト化し保存・収集する
  • 4)音声/ボタン操作で所定の作業指示音声をスピーカーから伝える

本システムは以上の技術的特徴を有し、従来にない付加価値を持つので支援先企業の課題を解決する事ができる。

得られた知見・成果ならびに事業化への課題

実証を通じて以下の様な知見を得た。

  • ・作業員の効率は熟練者と未熟者で倍以上の差がある。熟練作業員や通常作業内容では現場に担当が立ち会わない事がある。
  • ・未熟作業員は事前打ち合わせや作業中の指示を必要とする。熟練者はこの限りでない。
  • ・作業現場はクレーンの騒音や高所作業のため監督と作業員の円滑なコミュニケーションがとれない。今回提案のトランシーバー機能は有効。
  • ・コロナ禍で2020-2021は極端に案件が少なくなっている。海外からの研修者の受け入れも不可能。

このような背景で実証を行ったが、作業の邪魔にもならず興味深くかつ好意的に受け止められ快く協力が得られた。本提案が一定の評価を得られた。150万円/年程度の作業効率化(コスト削減)が可能であることが示された。

FS実施後の状況、今後の展望

今回の提案で作業効率による短期的な収益の改善は見込めるが、LED交換作業は今後長期継続的に行える業務ではないとの認識がある。
支援先企業のチャネルは近畿一円の運輸業界に限定し事業を展開している。

  • ・主に近畿一円で活動を行っているが、規模的に今後大幅な拡大は見込めない
  • ・LEDは耐用年数が10年と長く、需要が一巡すればビジネスは実質的に終了する

今後ビジネスを継続発展させるためには新たな柱となる事業が必要で模索している。今後中長期的に支援先企業と継続的関係を築き共同で事業を展開する事を確認した。

SIerとしてFS実施後の事業展開

今回のFS活動を通じて支援先主業務の水銀灯->LED置換作業以外のビジネスアイデアがいくつか検討されている。
【販促商材】製品自体を運輸チャネル(50万世帯をカバーする会員家族向け内販)を行う。スピーカーと連動するスマートフォンアプリを販促サービスとして提供する。(→巻末添付資料(A)参照)
【教育分野】支援先企業は大垣書店等の学校教材流通チャネルも取引がある。学校・教育機関にスピーカーを売り込むと同時に語学学習や受験勉強向けの教育アプリを開発し販売する。
【観光・レジャー分野】本FSで実装した作業指示機能を応用すれば観光地でのルート案内やレジャーパークでのエンタメ機能に転用ができる。

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