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【Report】ATCロボットストリート2020 〜タッチ&プレイ展示ゾーン〜
イベントレポート2020.12.11
2020年11月7日(土)から2日間に渡って開催された、ATCロボットストリート2020 in 咲洲こどもエキスポのレポートです。
前回に続いて、今回はタッチ&プレイ体験ゾーンについてご紹介します。
- 会場:ATC(アジア太平洋トレードセンター)
- 開催日:11月7日(土)、8日(日)
- 時間:10:30〜17:00
タッチ&プレイの体験型ゾーン
タッチ&プレイの体験型ゾーンでは、子ども向け以外にその家族へのアプローチとして、製品・サービスを出展する企業様が多数おられます。特に製品ラインナップが豊富な企業様は、「今年はどの商品を試そうかな」と毎年出展する製品を変えて出展されたりしています。
コロナ禍でも2000人弱に体験していただけるイベントでマーケティング・実証を行えるのはなかなかない機会なので、出展企業様も気合いが違うんでしょうか。
●自動誘導ロボットと追従モビリティによる無人移動ソリューション「ROBOLUTION」(株式会社ロボリューション)
空港やモールなどの大型施設の移動時に使われているモビリティ。これらを使ってソーシャルディスタンスを保ち、安心・安全・快適に人やモノが移動できる商業空間作りを目指しているそうです。今回は特別に試乗体験ができました。
株式会社ロボリューションは、アイローボ正会員としても活躍されています。
大阪・関西万博の運用に向けてこのビジネスに更なる付加価値をつけていくため、先月ATC内にショールームを構えられました。
▷【Report】ATC先端技術の開発支援フロア内覧会・試乗体験
▷株式会社ロボリューションWEBサイト
●スタンプラリーロボ/投票ロボ(株式会社マネーパートナーズソリューションズ)
イベント館内に設置してあるQRコードを読み取って、非接触・非対面でスタンプを集めるスマホアプリ。新型コロナウイルスの新しい生活様式に基づいて開発されたアプリで、今回のイベントでぜひ実証したいというお声をいただき実現した企画です。
また、本イベントのワークショップ作品をユーザが投稿して、それを来場者がスマホで投票できる。という投票ロボの実証も行いました。昨年は、投票用のタブレットを設置して来場者に投票を促していたのですが、今年は非接触・非対面でどこまでユーザ投票数が伸びるのか楽しみです。
株式会社マネーパートナーズソリューションズは、アイローボ正会員としても活動中です。
FX取引、証券取引・暗号資産取引・資金決済等のFintechソリューションをメイン事業としながら、子ども向けの自社コンテンツの開発も行われています。
●最新の二足歩行ロボット Robovie-Z(ヴイストン株式会社)
「二足歩行ロボットRobovie-Z」は、自身の体重移動により専用の乗り物を操縦するデモンストレーションを行っていました。(鮮やかな動きと見た目の愛らしさで、子どもたちから拍手喝采でした!) なんと、先日開催された「ROBO-ONE auto」では、優勝されたそうです!
●介護向け商品 かまって「ひろちゃん」(ヴイストン株式会社)
シニア向けの赤ちゃん型ぬいぐるみ「かまってひろちゃん」の展示。
本イベントには家族連れが多く来場されることから、子どもの親や祖父祖母世代へのアプローチを狙って出展されていました。
ヴイストン株式会社もアイローボの正会員。
二足歩行ロボットや、研究開発用ロボット、コミュニケーションロボット、ロボット用センサ類を開発、製造しているメーカーです。世界初の家庭用二足歩行ロボットキットを発売したほか、ロボカップ世界大会で5連覇を達成するなど、高い技術力と実績を誇られています。
●だんグラ(R)Kids(ホログラム株式会社)
2025年大阪・関西万博に向けたニューテクノロジーとして注目のMR(複合現実)。「だんグラ(R)Kids」は、そんなMRを段ボールとスマホで手軽に体験できるそうです。
●XRを使った未来体験(大阪駆動開発)
近い将来もっと身近になるであろう「XR(AR/MR/VR)」を使った未来体験をすることができます。
専用機械をつけた瞬間、デジタル世界が広がっていました。
●ユニボ先生算数教室(株式会社エデュゲート/有限会社ソリューションゲート)
「ユニボ先生」とお話ししながら楽しく学習が進められる、サービスロボットです。
今回は、苦手な子も多い算数の学習を体験できました。時代が時代なだけに、子どもより保護者さんが興味津々でスタッフの方に色々質問されていました。
●ZUKKU(株式会社オートバックスセブン)
AIロボット『ZUKKU』は、対話機能や人感センサーを搭載したミミズク型ロボットです。
その見た目の可愛らしさから、周りに子どもが集まってきていて、皆、必死に話しかけていました。
●デナポータル(株式会社デナリパム)
人の全身がうつる、動くコミュニケーションデバイス「デナポータル」と、最大100kgの荷物も運べる小型搬送ロボット「デナホバー」を使用した、映像と動きを組み合わせたデモンストレーション。
●介護ロボット大集合!(ATCエイジレスセンター)
・株式会社幸和製作所:リトルキーパス
・RT.ワークス株式会社:ロボットアシストウォーカーRT.1
・株式会社知能システム:メンタルコミットロボット パロ
・カシダス株式会社:次世代電動車いすWHILL モデルAK
ATCエイジレスセンター(ATC ITM棟11階)で展示されている介護ロボットを紹介していました。
さいごに
ロボットストリート、今年も無事に開催することができました。
当初は、アイローボが持っている情報を発信する、という大型セミナーのようなイベントだったのが、いつしか子どもやその親が「未来のテクノロジーを体験できるイベント」として大きく成長しました。
来年も更に進化したイベントになるよう、スタッフ一同ボルテージあげてがんばります!
ワークショップ体験ゾーンの紹介もしています。
ぜひチェックしてみてください。