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【Report】ロボットとＡＩ技術による世界初「ロボット社員食堂システム」を体験してきました。

【Report】ロボットとＡＩ技術による世界初「ロボット社員食堂システム」を体験してきました。

イベントレポート2022.05.10

正会員の株式会社ＨＣＩは、2022年4月、大阪府泉大津市にロボットカフェ「HCI ROBO HOUSE」を新設しました。
今回は、その来店体験をレポートします。

●大阪泉大津市・本社2階にオープン

HCIカフェレポート1

場所は、大阪の泉大津市。駅から徒歩7分ほど。
ここは株式会社ＨＣＩの本社になります。ロボカフェがあるのはこの2階。
代表の奥山氏は、ＨＣＩの技術力の源泉となる社員の健康を気遣って「社員食堂」を創設したいという構想を長年持ち続けていたそうです。
奥山氏は「この度は食作家園山真希絵氏とのご縁を通じて、また様々な企業様とのパートナーシップにより、その夢が実現できた。」と仰っておられました。

●いざ、店内へ。

来店前にWEBサイトから、メニューと時間を予約決済して行きました。

予約時間になり、いざ店内へ。
案内・配膳係のBellaBot［ベラボット］がお出迎えしてくれ、席まで案内してくれました。このロボットは案内の他にも、特別なコーヒーやティーを配膳したりするそうです。

歩行スピードも人に合わせて丁度いい感じに進んでくれます。座席と座席の間もスムーズに抜けていました。後ろ姿がなんだか可愛くて仕方なかったです♪

表情のバリエーションも豊富。ゆるっとした顔に癒されました。

HCIカフェレポート2

●席につくと

席についてしばらくすると、サービス係のKettyBot［ケティボット］が、おしぼり・カトラリー・ドレッシングを運んできてくれました。
止まってくれるのは10秒ほど。常にフロアを巡回しています。

HCIカフェレポート3

●メインメニューは大きく2種類

そしてメインメニューは、配膳係のPuduBot［プードゥーボット］が運んできてくれました。

メインメニューは大きく2種類あります。

「唯一無二のルーミートソースパスタセット」
“世界⼀クリーンなお⾁”と⾔われるルーミート(カンガルーの⾁)を使⽤し、安⼼安全で美味しいミートソースをかけて召し上がります。

HCIカフェレポート4

「22種のスパイスで作った濃厚マッシュドカリーセット」
健康やアレルギーを気にされる方にも喜ばれる、美味しいグルテンフリーカレー。
小麦粉だけでなく、白砂糖と添加物も不使用で、カラダに優しく、マッシュルームや野菜の持ち味とコクを合わせた中辛タイプ。独⾃の調合と製法を施した22種類のスパイスを使⽤しているそうです。

HCIカフェレポート5

どちらのメニューも、食作家園山真希絵氏の「心身の健康」と「自然」へのこだわりを感じます。
この他、ドリンク、サラダ、パンなどのメニューも豊富にあります。

●厨房を覗いてみると

ショールームとしての機能もあるので、厨房はすべてガラス張り。
ガラス越しに、ロボットの調理風景を見ることができます。
主食、副菜・デザート、主菜にそれぞれの「産業用ロボット」のシステムが稼働しています。
お客様が来店しスタッフが確認ボタンを押すと、注文内容に応じて、奥にあるロボットが電子レンジを使い、手前のロボットが湯煎をし始めます。

HCIカフェレポート5

●ドリンクバーでは、協働ロボットが活躍

メインメニューには、ドリンクバーもついていました。
ドリンクバーコーナーでは、お客様がタブレットの注文ボタンを押すと、協働ロボットがその場でドリンクを入れてくれました。

●ＨＣＩが培った「ロボット・ＡＩ技術が集結した場所」

ロボットが、席への案内から調理、配膳、下膳、巡回サービスまで行うこのロボカフェ。
この場所は①社員食堂②ショールーム③一般客向けという3機能を備え、世界初の「ロボット社員食堂システム」をベースに、ＨＣＩが培ったロボット・ＡＩ技術が集結した場所です。「産業用ロボット」「サービスロボット」「協働ロボット」のシステムがそれぞれ連携しており、自動化・省人化を実現しています。この仕組みを開発・製造できるのは多岐に渡る業界で高い技術力を誇るエンジニア・パイオニア集団ＨＣＩだからこそ実現できるのだなと感じました。
配膳だけ、調理だけが一部自動化されている飲食店は、少しずつ増えてきましたが、こうした技術力の高い企業が業界を牽引してくれるのは頼もしい限りです。

同行したエンジニアの方は、「全て自動化したい！という確固たる意志を感じる空間。」と感想を言っていました。（確かに！）

HCIカフェレポート7