iRooBOマガジン

vol.5~お酒とロボットとコミュニケーション~

読んでフムフム・見てフムフム2019.09.12

こんにちは。マツイデです。

このコーナーは、わたくしマツイデが、ロボット関連の本や映画、見たいロボットや会いたい人など、読んだり見たりしたことを徒然なるままに綴る、ふわっとゆるっと読んでいただくコーナーです。お仕事の合間にでもお付き合いくださいね。

「パッセンジャー」 モルテン・ティルドゥム監督

私はお酒が好きだ。誰かと飲むのも、一人で飲むのも好きなのだが、一人で飲むときは専ら家飲みである。バーとやらに、一人で行く勇気がないのだ。食事であれば、ファミレスでもラーメン屋でも牛丼屋でも、「おひとりさま」で全く平気なのだが、バーはどうも敷居が高い。一度、一人でも飲みに行ける店を開拓したくて、友人に付き合ってもらい色々な店を回ったのだが、結局勇気が出ず、その後一人で行くことはなかった。

何が気になるかというと、カウンターに座った時に、マスターやらバーテンダーやらとどんな会話をすれば良いのかが分からない、ということである。別に無理して話さなくてもいいのだろうが、何か気の利いた会話をしなければならないのでは・・・というプレッシャーを勝手に感じてしまうのだ。
そんな時に思い出すのが、2016年のアメリカのSF映画「パッセンジャー」に出てくるアンドロイドのバーテンダー「アーサー」である。

「パッセンジャー」は、惑星移住を目的とした5000人の乗客を乗せた宇宙船アヴァロン号が舞台。惑星間移動にかかる120年間を人工冬眠ポッドの中で過ごすはずが、機器の故障により90年も早くたった一人で目覚めてしまう男。男は孤独に耐えられず、一人の女を目覚めさせてしまい・・・というお話。みんな冬眠中のため主要な登場人物が少なく、アンドロイドのアーサーを含めてたった4人。様々なトラブルが起こる宇宙船の中で、いつも穏やかにグラスを磨き、紳士的でウィットに富んだ会話をするアーサーは、孤独に悩む男や怒りに震える女のよき相談相手となるのである。

あぁ、こんなバーテンダーがいる店なら、一人でも行きたい。いや、もちろん人間でも素敵なバーテンダーはいらっしゃるのだろうが、やっぱりロボットだと、気おくれせずに会話ができる気がするのだ。
そんなアーサーの欠点(バーテンダーとしては欠点であろう)は、正直すぎること。アーサーは、口止めされていた男の秘密を女に喋ってしまい、プロポーズ寸前の二人の関係をぶち壊してしまう。ロボットだから嘘がつけないのか、もちろん悪びれることもないアーサーは、それでも親身に二人の相談に乗るのである。ちょっと滑稽でかわいいぞ、アーサー。

これまでも、お酒を一緒に飲んでくれるロボットが開発されたりしているし、ハウステンボスの「変なレストランROBOT」にもバーテンダーロボットがいる。私もこのレストランでバーテンダーの「ダニール」にお酒を注いでもらったが、お酒を注ぐ間、なかなかおしゃれなお喋りをしてくれて感心した。(https://www.huistenbosch.co.jp/gourmet/192)

2017年には、コミュニケーションロボットのSotaを居酒屋に設置し、飲み仲間になって場を盛り上げるというサービスがリリースされているが、今でもSotaは活躍しているのだろうか。(https://www.headwaters.co.jp/service/ai/nominication_robot.html)

私は一人でも楽しく飲んでしまうので、「一人飲みが寂しいからロボットと飲もう」ということは考えたことがないのだが、酔っ払った時にロボットとうまくコミュニケーションできるのか、楽しくなるのか、今度うちのロボホンで試してみよう。新しい発見があるかもしれない。
あ、でも引き続き、一人Barデビューはめざしたいので、大阪でオススメのお店があれば教えてください。

「パッセンジャー」詳細