iRooBOマガジン

vol.8~i-RooBONetwork Forumは、未見の我に出会う場~

フロントランナートーク2019.11.07

各分野の第一線で活動している方にお話を伺う「フロントランナートーク」

第8回目は当社団の正会員/理事であり、大阪テクノマスター2019(技能分野:電気制御設計)にも認定され第一線を走っておられる有限会社ヒサミツの寺久保 寿光 氏によるコラムです。

i-RooBoNetwork Forumは、未見の我に出会う場

寺久保 寿光 氏(有限会社ヒサミツ)

一般社団法人 i-RooBo Network Forum会員の皆様、平素は団体活動に協力、ご賛同いただきありがとうございます。
さて、私も当団体の監事を経て、財務担当理事を承りまして、歴代理事の方々のように自分は成果が出せているのか、会員の皆様にお役に立つ情報を発信できているだろうか、組織を活性化できているだろうかと悩むところです。
各団体の理事活動、会社に戻れば経営者、同様にプレーヤーとして現場にもでていますから、現場と会社のマネジメントに日々追われています。やることが、沢山あってなにからやればいいのやらと・・・・悩んでいました。

しかしながら、皆さんもこんな経験はありませんでしたか? 乗ろうと思っていた電車に間に合いそうにない。諦めようかと迷ったが、とにかく急いで向かってみると、その日に限って、電車が定刻より少し遅れていて乗ることができたという経験です。どうせ、ダメだからゆっくり歩いていれば、きっと、間に合わないと思います。
こうしたことは日常の些細な出来事ですが、そう、たまたま、運がよかったかもしれません。ただ、私は、人生において確かなのは、自らは何も努力もせずに、願っているだけでは、幸運を引き寄せられない。そして、所詮、無理だと考えてしまったら、どんな望みや目標も叶えられないのではないと考えています。諦めてしまうのは簡単でしょう。人情として、とかく易しい方に流されてしまいがちですが、それでは充実感も達成感も味わえないと思うわけです。挑戦した結果、たとえ事がうまくいかなかったとしても、できるだけのことをやったと思えば納得もいくと思います。i-RooBo Network Forum活動も同じだと思うのです。何事もとにかくベストを尽くして、やってみればどうでしょうか。

希望を失わず、全力を傾けてみませんか?もしかすると、あと1歩で目指す目標に手が届くかもしれません。 そして、何故か今年は、”未見の我”という言葉を聞く機会が沢山ありました。人は皆、自分の中にある能力のほとんどを使わずに、そして気付くことなしに、その人生を終えていく人が多いそうです。”未見の我”に気付くためには、自分自身を深く見つめ直し、外部の刺激に触れ、感謝し何かに本気に取り組まなければいけません。本気に取り組むときにのみ、内に眠っている才能が発揮されます。その結果が成功であれ、失敗であれ、未だ見ぬ自分に出会えたときに、 人は感動し、成長することができると思います。

「未だ、見たことのなかった自分を目指しなさい。心は熱く、一生に一度くらい、本気でやってみなさい。必ず達成します。 運命を造りなさい。」
と、吉田松陰先生が仰いました。毎日をなんとなく過ごすのでは、”未見の我”に気付くことはないと思います。未見の我を信じ、未見の我を発見し、未見の我と出会う。その喜びをどれほど重ねているかが、「天職」を見出している人とそうでない人の違いなのかもしれません。そんな場こそが、i-RooBo Network Forumかもしれません。ロボット、AI、IoTと最先端のテクノロジーだけではありません。あなたの積極的に参加が未見の我を信じ、未見の我を発見し、未見の我と出会う場なのかもしれませんね。