新着情報

  • TOP
  • 【報道発表】製造業の DX を支援する、5G や IoT を活用した 設備データの収集・連携の実証環境を大阪に構築

【報道発表】製造業の DX を支援する、5G や IoT を活用した 設備データの収集・連携の実証環境を大阪に構築

2021.11.09

2021年11月9日

一般社団法人i-RooBO Network Forum
ソフトバンク株式会社


製造業の DX を支援する、5G や IoT を活用した設備データの収集・連携の実証環境を大阪に構築
~生産設備や協働ロボットを 5G と閉域網でクラウドに接続し、データの蓄積・可視化などを検証可能に~


一般社団法人 i-RooBO Network Forum(所在地:大阪市住之江区、代表理事:坂本俊雄、以下「iRooBO」)と、ソフトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:宮川 潤一、以下「ソフトバンク」)は、製造業の DX(デジタルトランスフォーメーション)の支援を目 的に、5G(第 5 世代移動通信システム)や IoT を活用して生産設備などのデータ収集・連携ができる実証環境を、大阪市の複合商業施設 ATC(アジア太平洋トレードセンター)内に構築しました。iRooBO が ATC 内に設置している、デモンストレーション用の生産設備や制御装置(PLC)、協働ロボ ットを、ソフトバンクの 5G と閉域網でクラウドに接続してデータを伝送できるシステムを構築しており、製造業や製造業向けのソリューションを開発している企業は、工場で一般的に設置されている設備や装置を使ったデータの蓄積・可視化などの検証が行えます。

今後、iRooBO とソフトバンクは、データ収集・連携が可能なデモンストレーション用の設備や装置の種類を増やし、製造業のさまざまなユースケースに対応した実証実験ができる環境を整備する予定です。また、ソフトバンクはこの実証環境を活用して、製造業向けのサービスの開発・検 証を行っていきます。

この実証環境を活用した実証実験の第 1 弾として、株式会社ブリッジ・ソリューションとスリーアップ・テクノロジーが「IoT システムを活用した工場見える化ソリューションの導入可能性検証と課題抽出」の実証実験※1を、2021 年 11 月 29 日~2022 年 2 月 28 日に実施する予定です。 また、実証実験に先駆けて 11 月 29 日(月)にメディア向けデモ体験会を実施します。詳細は下欄をご覧ください。

■背景

昨今、製造業における技術者の不足が深刻な課題となっており、生産性の向上や業務の効率化などを目的とした製造現場の DX が求められています。製造現場の DX を進めるためには、工場内の生産設備などのあらゆるデータを収集・連携し、それらを可視化・分析して改善していくことが必要です。

しかし、多くの中小企業の製造現場においては、人が生産設備や制御装置などを 24 時間 365 日体制で監視し、手作業でデータの記録や収集を行っているのが現状です。また、デジタル化によるデータの自動収集や可視化を進めたくても、既存の設備がネットワークに接続されておらず、データの出力が困難な構造になっていることや、稼働中の生産設備を使ってシステムの検証や導入効果の検証を行うことは、生産ラインへの影響があり難しいといった課題があります。そこで iRooBO とソフトバンクは、こうした課題を解決するため、5G や IoT を活用して生産設備などのデータ収集・連携ができる実証環境を構築し、製造業や製造業向けのソリューションを開発する企業向けに公開しました。

■実証環境の概要

ATC は、iRooBO が運営する製造現場の自動化支援施設「IATC」や研究開発支援施設「IATC-Lab」の他、ソフトバンクや iRooBO などが共同で運営する、5G を活用した製品・サービスの開発支援拠点「5G X LAB OSAKA」※2 がある施設です。このたび、「IATC」と「IATC-Lab」にあるデモンストレ ーション用の生産設備や制御装置、協働ロボットに IoT センサーなどを設置し、ソフトバンクの 5G と閉域網サービス「SmartVPN」を使ってクラウド(「Microsoft Azure」)に接続することで、セキュアにデータを収集・連携できるシステムを構築しました※3。

企業はこの実証環境を利用することにより、実際の製造現場の生産設備と同様の環境で、ソリューションの動作確認や、データの蓄積や可視化状況などの導入効果の検証が可能です。また、「SmartVPN」でクラウドと閉域接続しているデバイス(PC やスマートフォンなど)であれば、どこからでもデータ を確認することができるため、遠隔地からの運用を想定した検証も行えます。さらに、「5G X LAB OSAKA」の検証環境やビジネスサポートを活用することで、製造業向けの新たなソリューションの開発・検証をスピードアップさせることが期待できます。

<システム構成のイメージ>

実証環境の利用については、こちら(https://tm.softbank.jp/form/contact/5g/index.php)からお問い合わせください。


■ メディア向けデモ体験会概要


実証実験に合わせて、メディア向けに「工場のあらゆるデータを見える化するソリューション」のデモ体験会を開催致します。当日は、ソリューションの概要説明や模擬生産ライン、制御装置(PLC)など実機を使ってデモを行うほか、ATCに新しく構築されたデータ連携ができる実証環境の詳細もご説明します。ご参加を希望される方は、11月26日(金)15時までに下記のフォームにてお申込みください。個別取材や個別撮影も可能ですので、ぜひ、ご参加いただけますと幸いです。

○日時:2021 年 11 月 29 日(月)10:30 ~12:00(10:15 受付)
○場所:大阪南港 ATC IATC
(大阪市住之江区南港北 2-1-10 ATC ビル ITM 棟 11 階)
○お問合せ:ソフト産業プラザ TEQS(公益財団法人大阪産業局)/担当:手嶋
TEL.06-6615-1000
○申込: https://teqs.jp/iatc_exp_media

————————————

■参考 URL

・「5G X LAB OSAKA」https://teqs.jp/5gxlab
・「IATC」https://iroobo.jp/project/iatc/
・「IATC-Lab」https://iroobo.jp/project/iatc-lab/
※1 この実証実験は、公益財団法人大阪産業局が大阪市からの交付金事業として実施する、IoT・ロボットビジネス実証実験支援プログラム「AIDOR エクスペリメンテーション」として実施するものです。
※2 大阪市とソフトバンク、公益財団法人大阪産業局、iRooBO が官民連携して開設した、5G の技術検証や体験ができる施設です。
※3 「IATC」および「IATC-Lab」は、5G 対応ルーターなどが設置されている「5G X LAB OSAKA」と専用線で接続しています。
● Microsoft Azure は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
● SoftBank およびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンクグループ株式会社の登録商標または商標です。
● その他、このプレスリリースに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。

【本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先】
○一般社団法人 i-RooBO Network Forum E-mail:info@iroobo.jp