介護ロボット・ICTシステム導入実証プロジェクト
実際の介護現場で、使用感や効果などを検証したい介護機器・介護ロボット・ICTシステムを大募集!介護現場の方と一緒に、介護現場で使用するにあたっての課題の抽出や、より効果的な使い方の発見などを行い、導入に向けて支援します!
介護機器・介護ロボット・ICTシステムの導入にあたっては、介護施設側の受け入れ体制を整えることも非常に重要です。本プロジェクトでは、介護現場で抱えている課題を介護機器・介護ロボット・ICTシステムで解決したい介護施設のニーズを公開し、それらの課題を解決できる介護機器・介護ロボット・ICTシステムを大募集!それらを介護職員の方々に使用いただき、効果的な運用方法の検討や課題の抽出などを行います。導入に向けて検証したい方、ぜひこの機会をご利用ください!
※令和元年のプロジェクトは終了いたしました
概要
募集対象 |
IoT・ロボットテクノロジーを活用した介護機器・介護ロボット・ICTシステムで、すでに販売や実証がされているもの。※試作品の場合は安全性が確認されているものに限ります。
下記の介護施設の設備やニーズに合致するもの。 |
導入実証場所 |
① 医療法人敬英会 介護老人保健施設つるまち(大阪府大阪市大正区鶴町2-15-18)
②社会医療法人若弘会 介護老人保健施設竜間之郷(大阪府大東市龍間1595-7)
③住宅型有料老人ホーム スマイルらいふ寝屋川(大阪府寝屋川市東神田町32-31) |
募集件数 |
1施設につき3件程度 |
応募〆切 |
令和元年9月16日(月)令和元年9月19日(木) |
応募条件・留意点 |
応募いただいた後、導入実証が可能かどうか、目利きチーム及び介護施設にて検討いたします。検討の結果、実施できない場合もございますので、ご了承ください。
導入実証にあたっての環境整備費等については、原則自社のご負担となります。
導入実証にあたって、介護施設での機器の使い方説明会などにご協力をお願いいたします。 |
申込方法 |
下記、お申し込みフォームに、必要事項を記入。 |
実施の流れとスケジュール(予定) |
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主催 |
近畿経済産業局
公益財団法人大阪産業局
一般社団法人i-RooBO Network Forum |
導入実証場所①
施設名 |
医療法人敬英会 介護老人保健施設つるまち |
住所 |
大阪府大阪市大正区鶴町2-15-18 |
種類 |
入所、ショートステイ、デイケア、訪問リハビリテーション 等 |
種類 |
wifi環境:各フロアに配置、リフト用天井走行レール:なし |
主な課題やニーズ |
<介護機器等に対する取り組み状況>
- 浴室にリフト1台あり(施設リニューアルにより各階に個浴配置)
- 居室でのリフト使用はなし(介護技術で賄う、男性スタッフが多いのであまり困っていない)
- 導入補助で、センサ付き低床ベッドを3台導入。事故は未然に防げている
- 音声でデータを入力するシステムを導入
<主な課題やニーズ>
- 見守り関連
- 多床室に対応した見守り機器(例として、上部に取り付けて全方位見渡せるようなもの) できるだけタイムラグが発生しないものが望ましい
- ベッドにいる方の心拍数や呼吸などのバイタルをとれるシステム
- 介護士の腰痛防止に役立つもの(アシストスーツなど)
- 入浴介助でパワードスーツの使用経験はあるが、着脱が簡単なものを歓迎
- 業務効率改善関連
- 介護士がスマートフォンやタブレットを複数台持ち歩く必要のなくなる、介護機器をつなぐプラットフォームや一元管理できるシステム
- 睡眠中の被介護者を邪魔することなく排尿などが確認できるシステム
- コミュニケーション関連
- ロボットに限らず、高齢者が話しかけたり関わりを持てるもの
- その他
- 機能訓練に役立つソリューション
- 導入した機器の設定変更が必要な際に自分達でできないことがあるため、メーカーから遠隔で設定変更ができるものがあればベター
- 上記以外でも、提案してもらえるものがあれば試してみたい
<その他情報>
- 本施設は大阪老健協会の理事施設であり、現在リニューアル工事を実施中。リニューアル工事と平行して、近畿経済産業局とも連携し、在宅復帰率向上や生産性向上の観点から、導入実証やオペレーションの改善を繰り返しつつ、機器活用、施設面、オペレーションの改善等について大幅に見直す予定
- 介護作業効率のため、機器の設定や準備に時間がかからないものを歓迎
- 今回の導入実証を踏まえ、効果が見られるものについては、機器等の本格導入について検討予定
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導入実証場所②
施設名 |
社会医療法人若弘会 介護老人保健施設竜間之郷
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住所 |
大阪府大東市龍間1595-7 |
種類 |
入所、ショートステイ、デイケア 等 |
種類 |
wifi環境:あり、リフト用天井走行レール:なし |
主な課題やニーズ |
<介護機器等に対する取り組み状況>
- センサマット、膀胱センサの使用経験あり
- ミスト浴(パラマウント社製)使用
- 居室でのリフト使用はなし(過去に導入経験があるが、スリングシートの着脱に手間取った)
- スライディングボードは使用している
- 徘徊の恐れがある入所者についてはタグを持たせ、施設の入り口を通過すると発報するシステムを導入
<主な課題やニーズ>
- 入浴介助関連
- 短時間で効率よく入浴介助を行えるもの(防水仕様のアシストスーツなど)
- 入浴介助において介護士の負担を軽減できるもの(リフト浴、座位のミスト浴など)
- 食事介助関連
- 食事摂取量が自動計測できるもの、また、それをデータベースに自動的に入力できるシステム
- 車イス利用者も含めたADL(日常生活動作) の自動計測システム
- 例として、腕時計状のものを装着してバイタルや移動量を取得可能なもの
- 業務効率改善関連
- 介護士がスマートフォンやタブレットを複数台持ち歩く必要のなくなる、介護機器をつなぐプラットフォームや一元管理できるシステム
- コミュニケーション関連
- 高齢者の話し相手になってくれるようなロボット(ただし、設定が不要または簡単なもの)
- その他
- 排泄物処理関連 おむつなどを容易に処理できたり、臭いなどを改善できるもの
<その他情報>
- 本施設は大阪老健協会の会長関連施設であり、また今後、2~3年後の移転工事を予定
- 移転工事と平行して、近畿経済産業局とも連携し、在宅復帰率向上や生産性向上の観点から、導入実証やオペレーションの改善を繰り返しつつ、機器活用、施設面、オペレーションの改善等について大幅に見直す予定
- 介護作業効率のため、機器の設定や準備に時間がかからないものを歓迎
- 今回の導入実証を踏まえ、効果が見られるものについては、機器等の本格導入について検討予定
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導入実証場所③
施設名 |
住宅型有料老人ホーム スマイルらいふ寝屋川 |
住所 |
大阪府寝屋川市東神田町32-31 |
種類 |
入所,デイケア,訪問介護,訪問リハビリ |
種類 |
wifi環境:あり、リフト用天井走行レール:なし |
主な課題やニーズ |
<介護機器等に対する取り組み状況>
- 「眠りスキャン」を導入し、睡眠状態のモニタリングを実施
- 機械浴1台導入済み
- 利用者の身につけたタグから動きを解析し、軽度の認知症の検知が可能かについての実証実験中
<主な課題やニーズ>
- 職員の負担軽減
- 職員の身体的負荷を軽減できる機器。特にパワースーツ、アシストスーツに類するもの。ただし、短時間で行う必要のある作業が多いため、着脱が簡単で容易に使用できるものに限る
- 睡眠中の被介護者を邪魔することなく排尿などが確認できるシステム
- その他
- 提案してもらえるものがあれば試したいが、費用対効果を重視する
<その他情報>
- 介護作業効率のため、機器の設定や準備に時間がかからないものを歓迎
- 今回の導入実証を踏まえ、効果が見られるものについては、機器等の本格導入について検討予定
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※本プロジェクトは、「令和元年度地域中核企業ローカルイノベーション支援事業(介護現場の業務効率化とサービス生産性向上のための介護ロボット・ICTシステム開発及び導入促進事業)」の一環で実施しています